- 生命と死のあいだ
-
臨床哲学の諸相
河合文化教育研究所
河合出版
木村敏 野家啓一
- 価格
- 4,400円(本体4,000円+税)
- 発行年月
- 2017年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784777204540
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[BOOKデータベースより]
精神病理学と哲学から“生命”に迫る。私たちの個別的な生が成り立つのは、その終焉に不可避の死を臨むからであるが、この死すべき個体(ビオス)の根底には、更に生と死の両方を育む大きな“生命”ゾーエーが息づく。ビオスとゾーエーの生命論的差異を軸に、“生命”の重層的意味を改めて問い直した魅力的な論考集。
座談会・生と死のあいだで
1 生命―ビオスとゾーエー(見られることと生きること―身体の精神病理をめぐって;マニーの精神病理―生命論的考察;生と死のゲシュタルトクライス;バイオエピステモロジーとは何か―“ニュートン主義の罠”と分子生物学的生命観の脱構築)
2 生きられる死(がんとともに生きる;“遠隔的知識”としての死;内なる死のまなざし―てんかん、デジャヴュ、臨死体験;脱け去った死でもなく、襲い来る死でもなく)