現代ドイツへの視座 １

歴史学的アプローチ
想起の文化とグローバル市民社会　

勉誠社
石田勇治　福永美和子　

• 価格: 5,720円（本体5,200円＋税）
• 発行年月: 2016年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784585225126

内容情報

[BOOKデータベースより]

ナチ時代の国家的メガ犯罪を忘れず、その反省の上に民主的社会を築こうという姿勢は、統一後のドイツの公的規範をなしている。現代ドイツの政治文化の核心をなす「想起の文化」と和解にむけた多様な取り組みを検討する。

第１部　想起の文化（想起なき記念？―ナチズム犠牲者のためのドイツの記念の地をめぐって；公的資源としての歴史―想起・世代・集合的アイデンティティ；東ドイツの想起政策と統一後の変容―ブーヘンヴァルト強制収容所をめぐって　ほか）
第２部　和解と平和を求めて（ポーランドとの和解に向けて―「追放」の長い影；旧交戦国との歴史対話と越境する歴史認識；相違と錯綜―独仏関係はヨーロッパ建設の原動力か？　ほか）
第３部　グローバル市民社会に向けて（「償いの印」―特殊な方法での補償に向けたプロテスタントの市民運動；「窓拭き」と「聴く耳」―「行動・償いの印・平和奉仕」とインフォーマルな和解；平和運動―東西対立を越えて　ほか）

[日販商品データベースより]

ナチ時代の国家的メガ犯罪を忘れず、反省の上に民主的社会を築こうという姿勢は、統一後のドイツの公的規範をなしている。現代ドイツの政治文化の核心をなす「想起の文化」と和解にむけた多様な取り組みを検討する。