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- アメリカの奴隷制を生きる
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フレデリック・ダグラス自伝
Narrative of the life of Frederick Douglass,an American slave.彩流社
フレデリク・ダグラス 専修大学文学部歴史学科南北アメリカ史研究会 樋口映美- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2016年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784779121944
[BOOKデータベースより]
奴隷として生まれ、独学で読み書きを覚えた過酷な半生を描く!19世紀前半の20年前、「人間性」を破壊する奴隷制に抗って生き、ついに逃亡するまでの、ダグラスが「人間として生きた」苦難の道のり。本書は、「奴隷制」の本質を描き出す貴重な記録でもある。19世紀半ばに書かれながら、今でもアメリカで多くの人々に読み継がれる。「人間として生きる」ことが、洋の東西を問わず、現在でも切実な問題として問われているからであろう。
第1章 奴隷に生まれて
第2章 ロイド大佐のホーム・プランテーション
第3章 ロイド大佐と奴隷たち
第4章 罪に問われぬ殺人
第5章 ロイド大佐のもとを去る―あこがれのボルティモアへ
第6章 新しい主人と港町ボルティモア
第7章 読み書きの習得―自由への手がかり
第8章 遺産の分配―奴隷制への怒り
第9章 「キリスト教徒」マスター・トマス
第10章 抵抗―奴隷調教師コーヴィとの闘い・仲間との逃亡計画・造船所での闘い
第11章 逃亡―ニューベッドフォードでの出会い
追補 二つの「キリスト教」
この小さな本によって、アメリカの奴隷制が脚光を浴び、
奴隷となっている何百万もの私の同胞が救出される
うれしい日が早く来ることを真剣に心より願い、
私の小さな努力が成功するように、真実と愛と正義の力を
固く信じつつ、この聖なる大義に新たに自分を捧げると
厳粛に誓って、ここに署名する。
フレデリック・ダグラス
マサチューセッツ州リンにて
一八四五年四月二八日
奴隷として生まれ、独学で読み書きを覚えた
過酷な半生を描く!
19 世紀前半の20 年間、「人間性」を破壊する
奴隷制に抗って生き、ついに逃亡に成功するまでの、
ダグラスが「人間として生きた」苦難の道のり。
本書は、ダグラスをはじめとする「奴隷」たちばかりか、
「奴隷」を所有する人々をも浮き彫りにして、「奴隷制」
の本質を描き出す貴重な記録でもある。
19 世紀半ばに書かれながら、今でもアメリカで
多くの人々に読み継がれるのは「人間として生きる」ことが、
洋の東西を問わず、現在でも切実な問題であり、
常に問われているからだろう。
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