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[BOOKデータベースより]
2015年の夏、国会議事堂前には、大勢の人たちが詰めかけ、安倍政権の手法に抗議しました。しかし、民主主義とは多数決の原理。安倍政権に、多くの国民が信任を与えているからこそ、安保関連法は成立したのです。憲法を、そして民主主義を考える絶好のチャンスを、2015年の夏は私たちに与えてくれました。自由闊達に議論し、議論することが批判されることのない社会。それこそが民主主義社会だと思うのです。
序章 賛成派と反対派、噛み合わなかった議論
1章 「安保法案」は「憲法違反」って、どういうこと?―憲法解釈について
2章 「安保関連法」って、いったいなに?―10の法律改正と一つの新法について
3章 「安保法制」と中国―中国の脅威にどう対処するか
4章 「安保関連法」はアメリカの言いなり?―国際社会での信頼について
5章 政治運動の新潮流が起きた―若者による反対運動
6章 戦後の安全保障政策の大転換って、どういうこと?―これからの自衛隊について
7章 「安保関連法」と「安保条約」との関係は?―安保条約の誕生と変遷について
おわりに―憲法を、民主主義を私たち一人ひとりが考える
反対派と賛成派の議論が噛み合わないまま可決された安保関連法。可決後、これからの日本はどう変わるのか。難しくてわかりづらい「安保法案」にまつわる疑問を池上彰がやさしく解説。
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安保関連法について、「正直よくわからない」「みんなが反対してるから、反対」「賛成なんだけど、理由ははっきり言えない」など、関心はあるけれど曖昧な知識ではっきり主張できずにいる人たちへ向けて。あなたの安保法案にまつわるモヤモヤを池上さんが解説!
安保関連法可決で、これからの日本はどう変わるのか?
自衛隊の活動範囲は、具体的にどう変わるのか?
今後考えられ得る具体的なリスクは? またメリットは?
日本は本当に戦争にかかわるリスクが高まったのか?
池上さんの見方を展開します。池上さんが語る「安保関連法」の書籍は初めて。