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[BOOKデータベースより]
この国が方向性を大きく変えた昭和30年代から40年代、そして政治と社会構造の変革が遠のいてゆく以後の歳月を、市井の底に身を置き、屋台を曳きながら表現の持続によってのみ生きた青木辰男。遺された詩・俳句・短歌・評論等の作品は、当時最先端の詩文学・思想と全身で対峙し、真のラディカルさと、裂ぱくの気迫に満ちて余すところがない。没後5年余を経て刊行される注目の全表現集。
作品1 詩(『市民詩集』作品―昭和三十八年〜平成二十一年(どこへ;黒い喜劇;囚人の賦 ほか);『原語』作品―昭和三十九年(みんなみんなみんな;冬であらねば;上非人と下非人の対話))
[日販商品データベースより]作品2 俳句・短歌
作品3 評論・随筆・その他
現実との厳しい対峙の中でうたい切った「戦後」社会と家族史の証言。