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[BOOKデータベースより]
明治期、欧化に邁進した日本が捨て去った江戸期の文化と心性を継承した作家たちにいま光を当てる。日本古来の文化・習俗を文学に昇華しつつ、欧米文化と格闘し、近代文学の構築に寄与しながらも忘れ去られていった作家と作品を、日文協近代部会が総力をあげて再評価する。
序論 新しい文学史へ―透谷と漱石
第1部 読まれなかった“明治”(“悪”の破壊力―三遊亭円朝「怪談牡丹燈篭」論;明治二十年のアウトサイダーたち―「対外進出」を想像する心のあり方について;仮名垣魯文『高橋阿伝夜叉譚』論―魯文の描いた“毒婦”お伝は、“悪”として描かれていたか ほか)
第2部 帝国憲法下の表現者たち(尾崎紅葉の復権;一葉テクストを読み解く―まなざしの向こうへ;泉鏡花―愛・戦争・国家)
第3部 文学史の新断面(近代日本文学「明治二十五年」のたたかいと挫折―選挙大干渉事件と透谷・漱石・一葉・多摩の民衆;『舞姫』から鴎外の『椋鳥通信』へ―「沈黙の塔」を視座として;心理描写の先駆け―広津柳浪『残菊』と明治文学 ほか)