風流天子と「君主独裁制」

北宋徽宗朝政治史の研究
プリミエ・コレクション　５０

京都大学学術出版会
藤本猛　

• 価格: 7,920円（本体7,200円＋税）
• 発行年月: 2014年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784876984749

内容情報

[BOOKデータベースより]

文人皇帝の徽宗が、為政者として目指したものは何であったのか。宋代「君主独裁制」の再考を迫る。

第１章　崇寧五年正月の政変―蔡京の第一次当国と対遼交渉
第２章　妖人・張懐素の獄
第３章　政和封禅計画の中止
第４章　徽宗朝の殿中省
第５章　北宋末の宣和殿―皇帝徽宗と学士蔡〓（ゆう）
第６章　宋代の転対・輪対制度
第７章　「武臣の清要」―南宋孝宗朝の政治状況と閤門舎人

[日販商品データベースより]

芸術的で多才な文人皇帝である反面、国家の政治は一部の者らに任せ、あげくに王朝を滅亡に導いたとされる中国北宋の皇帝徽宗。独裁制の意味を明確にすることで、徽宗が行った政治についてその実情を明らかにする。