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[BOOKデータベースより]
本書では、「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development=ESD)」運動におけるその一形態としての自然体験学習とこの学習を支える環境教育(理論と実践)のあり方を示した。開放系(とりわけ農学・環境系)の大学・大学院における教職教育のあり方を発展させるための実践と理論構築に向けた基礎的な考察。
持続可能な社会のための自然体験学習へ―本書の課題・方法と構成
[日販商品データベースより]第1部 「ESDと自然体験学習」の思想的アプローチ(現代自然体験学習の思想―experienceの理解を軸に;環境思想における「教育」の位置づけをめぐる考察―J・ロックの所有・共有地概念に着目して ほか)
第2部 「ESDと自然体験学習」の実践史論的アプローチ(現代自然体験学習の源流としての自然保護教育実践におけるESD的視点の検討―1970年代のナチュラリスト運動に着目して;ESD・環境教育実践としてのネイチャーゲームの課題と可能性 ほか)
第3部 「ESDと自然体験学習」の指導者論的アプローチ(自然体験活動リーダー共通登録制度における社会教育・生涯学習団体の課題;自然体験学習の地域指導者の現状と課題 ほか)
第4部 「ESDと自然体験学習」をめぐる法制度と計画論的アプローチ(自然体験学習における地域づくり主体形成の拠点;食農体験学習から「農と共生の教育共同体」の創造へ―韓国・プルム実践を支える“農”と共生の教育思想にふれつつ ほか)
環境思想における「発達の教育学」をめぐる考察―3.11後のリジリアンス学習に着目しつつ
「持続可能な開発のための教育」運動におけるその一形態としての自然体験学習とこの学習を支える環境教育のあり方を、思想、実践史、指導者育成、法制度・教育計画など、多角的な視点から示した。