- 竹林はるか遠く
-
日本人少女ヨーコの戦争体験記
So far from the bamboo grove.- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2013年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784892959219
[BOOKデータベースより]
終戦直後の朝鮮半島と日本で、日本人引き揚げ者が味わった壮絶な体験を赤裸々に綴る、息もつかせぬ、愛と涙のサバイバルストーリー。
第1章 擁子の章(一)―深夜に突然の来客。それ以降、私たちの生活が一変した
第2章 擁子の章(二)―羅南駅への道のりも、いつも父を迎えに行くのとは違う気分だった
第3章 擁子の章(三)―赤十字列車を降り、本格的に母子三人の逃避行が始まった
第4章 淑世の章(一)―そのとき兄・淑世は羅南の弾薬工場にいた
第5章 擁子の章(四)―間一髪の危機を脱出し、再び母子三人で京城を目指す
第6章 淑世の章(二)―友人たちと別れ、兄・淑世は一人で京城へ向かっていた
第7章 擁子の章(五)―朝鮮半島を離れ、ようやく祖国・日本にたどり着く
第8章 母の章―母と離れ、女学校での生活はさらに不安なものとなった
第9章 好の章―姉の後悔。そして私たちは、新しい生活の拠点で再スタートを切った
第10章 擁子の章(六)―新年早々現実に直面。そんなとき、私は生活を一変させるきっかけに出会う
第11章 淑世の章(三)―吹雪の中で力尽きた兄・淑世。彼が求めた明かりの正体は
終戦直後の朝鮮半島と日本で、日本人引き揚げ者が味わった壮絶な体験を赤裸々に綴る、愛と涙のサバイバルストーリー。1986年にアメリカで刊行後、数々の賞を受賞。中学校の教材として採択された感動秘話。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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Nao
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文章が
新聞広告を何度か見て、もっと残虐な描写があるのかと思っていましたが、実際に読んでみると、そういった描写はなく(もちろん血の描写などはありますが)、なるほど、アメリカの学校の教材として合っているのだろうと思いました。
しかし、そのアメリカの学校での教材として使われている点を考えると、どの国の教科書も、教育現場はそうなのでしょう、引き込まれるものが少ない。
これをインタビュアーなどの第三者が取材し、書き上げたら、もう少し引き込まれる本になったのではないか、と思いました。
つまり、失礼ながら、著者と翻訳者の文章力が高いとは言えないということです。
これは、日本人が書いた英語だから、という訳ではないと思います。
平易な文章といえばそれまでですが、前評判で期待していた文章ではなかったというのが、私と母の感想です。
決して内容が悪い訳ではないので、それだけに残念でした。
1986 年にアメリカで刊行後、数々の賞を受賞。
中学校の教材として採択された感動秘話。
邦訳が熱望されていた名著、待望の日本語版。
大戦末期のある夜、小学生の擁子(ようこ・11歳)は「ソ連軍がやってくる」とたたき起こされ、母と姉・好(こう・16 歳)との決死の朝鮮半島逃避行が始まる。欠乏する食糧、同胞が倒れゆく中、抗日パルチザンの執拗な追跡や容赦ない襲撃、民間人の心ない暴行もかいくぐり、祖国日本をめざす。
終戦前後の朝鮮半島と日本で、日本人引き揚げ者が味わった壮絶な体験を赤裸々に綴る、息もつけぬ、愛と涙のサバイバルストーリー。