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[BOOKデータベースより]
しばらくいくとやじるしがあった。ふしぎにおもったけどいってみることにした。ところでどこにいくの?
[日販商品データベースより]しばらく行くとやじるしがあった。不思議に思ったけど、行ってみることにした。女の子はやじるしと一緒に寄り道する。魚が鳥に、雨は花に、やじるしも形を変え…。3色印刷が味わい深く何度も見たくなる絵本。
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天気が良かったので、のはらにお花をつみに行こうと女の子が出かけます。しばらくいくと目の前に表れたのは、大きな黄色の「やじるし」!?しかも身体には「のはら」の文字が。こんなすまし顔のやじるしを見てしまったら、そっちの方向に行かない訳にはいかないよね。ところが、あれれ?・・・着いたのは海!のはらじゃないの?なぜか一緒についてきていたやじるし。下の方向を向いて、さきっぽをすこし折り返し、あっという間に船に変身します。女の子を乗せて、プカプカ スイスイ、気持ち良さそうです。このやじるしさん、あんまり正確ではないみたいだけど、結構臨機応変なんだね。なんだか変な感心の仕方をしていると、いつの間にか女の子と船は空の上!更に雨もふってきて・・・。無事に、お花のあるのはらにはたどり着けるのでしょうか。海が空に、魚が鳥に、雨がお花に・・・めまぐるしく変わる場面転換と、それに呼応するやじるしの大活躍ぶりが楽しくて、ページをめくるのに夢中になってしまいます。青中心で描かれた背景の中にあって、黄色のやじるしは存在感もばっちり。美しくて可愛い絵にも惹き付けられます。それにしてもこの主人公のやじるし、不思議な魅力を発していますね。頼りになるんだか、ならないんだか。色々な表情も見せてくれます。あ、大きなクマに出会った時のとっさの行動は一番「らしさ」を発揮していたかな。でも、おかげでお散歩は寄り道だらけで大回り。それも悪くないんだけどね。人気の赤ちゃん絵本『つみき』(中川ひろたか・文 平田利之・絵 金の星社刊)でも、センスが光っていた平田利之さん、初の創作絵本です。新しいのに懐かしい、そんな雰囲気の絵本を何度でもお楽しみください!
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
題名のとおり、場面が進むにつれて矢印がどんどん形を変えていきます。
矢印ってそのままでも結構面白い形をしてると思うけれど、大きくなったり小さくなったりするともっと色んな物になることができるんだなあって、目からウロコな感じでした。
一番面白かったのは、くまと出会ってしまって、とっさに困って下向きの矢印になったら、くまがついつい下向いたところ。
わかるなあ(笑)
ユーモアたっぷりで、面白い絵本でした。
こういう絵本を、幼児のころにたっくさん読ませてあげたかったな。(イザリウオさん 40代・群馬県 男の子14歳、男の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】