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[BOOKデータベースより]
二〇一三年はお伊勢さまで六十二回目の「式年遷宮」が挙行される。六九〇年に始まる歴史をつぶさに見ると、女帝の執念や百二十余年の中断期、社殿の変化、神仏習合の波、近代国家建設の影響、万世一系の思惑など、様々な変転が見てとれる。歴史に通暁した建築家が描き出す、真の伊勢神宮の姿とは?―。
序 伊勢神宮は古代のままか(伊勢神宮とは;知られざる伊勢神宮の変遷)
1 式年遷宮から何が見えるか(式年遷宮とは何か;式年遷宮を生み出したもの)
2 反目していた内宮と外宮(内宮と外宮の関係略史;「外宮先祭」の謎)
3 伊勢神宮の今と昔(社殿配置の今と昔;社殿の今と昔)
4 天皇の伊勢神宮(“はじまり”の時 持統天皇の式年遷宮;“古代”を喚起する近代 明治天皇の式年遷宮)
伊勢神宮には謎がいっぱい
伊勢神宮は二十年に一度建て直す――常識のごとく語られる式年遷宮の「神話」。だが史実を紐解くとそこは秘史・秘話にあふれていた。
伊勢神宮は20年に一度建て直す。常識のごとく語られる式年遷宮の「神話」。だが史実を紐解くとそこは秘史・秘話にあふれていた。