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- ゴシックの視覚宇宙
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名古屋大学出版会
木俣元一
- 価格
- 7,260円(本体6,600円+税)
- 発行年月
- 2013年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784815807245
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[BOOKデータベースより]
西洋中世において爆発的に拡大したイメージの世界は、何を顕わにし、それを観る者にいかなる経験や認識をもたらしたのか。黙示録写本、ステンドグラス、聖遺物など、イメージが切り拓いた多様な視覚宇宙を探究し、「見えるようになること」を根底から問い直したゴシック美術論。
第1部 隠蔽から開示へのレトリック(レヴェラティオをめぐるレヴェラティオ―視覚的タイポロジーの試み;「天に開かれた門」―黙示録写本の挿絵と読者/観者の内的ヴィジョン ほか)
[日販商品データベースより]第2部 記憶と想起のトポグラフィー(イェルサレム・コンスタンティノポリス・パリ―サント=シャペルとその装飾;過去の物質的引用―サン=ドニ大修道院長シュジェールのスポリアを中心に ほか)
第3部 「鏡」としてのユダヤ(反転した自己表象―「ユダヤの帽子」の解釈をめぐって;「恐るべき不信仰」とイメージの聖性―聖ニコラウス像を罰するユダヤ教徒)
第4部 聖顔:不在と現前のディアレクティック(痕跡としてのイメージ―奇跡的イコンと刻引のメタファー;「顔と顔とを合わせて」―一三世紀イギリス写本における聖顔と祈念 ほか)
イメージによる救済へ…。西洋中世において爆発的に拡大したイメージの世界は、何を顕わにし、それを観る者にいかなる経験や認識をもたらしたのか。画期的なゴシック美術論。