[BOOKデータベースより]
「医者をなめてるんじゃない?自己満足で患者のそばにいるなんて、信じられない偽善者よ」。美しい信州の情景。命を預かる仕事の重み。切磋琢磨する仲間。温かい夫婦の絆。青年医師・栗原一止に訪れた、最大の転機。
[日販商品データベースより]自己満足で患者の傍にいるなんて偽善者よ。
栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の本庄病院で働く内科医である。医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。昨年度末、信濃大学医局からの誘いを断り、本庄病院残留を決めた一止だったが、初夏には恩師である古狐先生をガンで失ってしまう。 夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、経験も腕も確かで研究熱心。一止も学ぶべき点の多い医師だ。
しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、急患であっても受診しないのだった。抗議する一止に、小幡先生は「あの板垣先生が一目置いているっていうから、どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」と言い放つ。彼女の医師としての覚悟を知った一止は、自分の医師としての姿に疑問を持ち始める。そして、より良い医者となるために、新たな決意をするのだった。
【編集担当からのおすすめ情報】
青年医師・栗原一止(いちと)に訪れた、最大の転機!
豪華キャストで映画化もされた大ベストセラー
二年ぶりの最新作にして、シリーズ第一部の掉尾を飾る
最高傑作ついに登場!
全五話からなる極上の物語をお楽しみください。
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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:4.8)
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Katsuei
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己の信念の真偽を問われたら
自分の仕事に真剣に取組んでいればいるほど自分とは違った考えを受け入れられなくなってしまうのかも知れない。時に他人の行動が理解できない時もあり、反感を覚える事もある。
しかし、間違っているのは自分かもしれない。そう思う謙虚な気持ちを忘れてはならないと感じた。
自分を支え見守ってくれている人に対する感謝の気持ちを忘れてはならない。
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【いつもの1冊】 一止の患者に寄り添う姿勢に優しさを感じるし、一止を支えるハルのような大きな優しさと強さがある女性になりたいと毎回感じます。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
1・2巻は患者とのコミュニケーションなど倫理についてに作者の意図が感じられるのに対し、3巻は医術の技術や知識の必要性を強く主張しているような感じがしました。一止はハルや上司や友人たちに支えられて医療の一線に立ち、そして新しい道へと進んでいくと感じました。ハルがいきなりキスをするシーンでは、私だったら惚れ直してしまいそうです。