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- 化学・生物兵器の歴史
-
A history of chemical and biological weapons.
東洋書林
エドワード・M.スピアーズ 上原ゆうこ
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2012年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784887218024
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[BOOKデータベースより]
化学・生物戦の卑劣、残虐なイメージは、コナン・ドイル、レマルク、ロバート・グレイヴズの作品や、国家間のプロパガンダ合戦によって増幅され、人々の心に根付いた。結果、積年の恐怖は恐怖を呼び、2003年のイラク侵攻を正当化する理由ともなったのである。硫黄の煙が使われたペロポネソス戦争から、二度の世界大戦での大規模なガス戦、イラクの化学戦プログラム、地下鉄サリン事件、炭疽菌郵送事件まで、毒物攻撃をめぐり、その使用と研究開発の過程,社会的影響を詳述。客観的事実を浮き彫りにし、兵器の抑止およびテロ対策の未来を展望する。
序章 化学・生物兵器とは
[日販商品データベースより]第1章 第一次世界大戦のガス戦が残したもの
第2章 抑止と軍縮―化学・生物戦への対応 一九一九年から一九九三年
第3章 第三世界での紛争における化学戦
第4章 化学・生物兵器の拡散
第5章 イラクの化学・生物戦プログラム
第6章 化学・生物テロ
終章 進化する化学・生物戦
解説 ポスト冷戦期の生物・化学兵器の諸相
科学が発展するかぎり、悪用の可能性も膨らむ。つねに疑惑や憶測で語られる、化学・生物剤の「不確実性」に注目しつつ、心理的側面を含む包括的な実像に迫る。バイオディフェンスの議論に一石を投じる画期的考察。