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- ホメロス『オデュッセイア』
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〈戦争〉を後にした英雄の歌
書物誕生 あたらしい古典入門
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2012年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000283007
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【2015年11月発売】
[BOOKデータベースより]
戦場を離れ、セイレンの誘惑、巨人や怪物との対決、仲間との別れ、死者の国の旅、孤島での鬱屈の日々など、数々の試練を経て帰郷する英雄オデュッセウス。一方、二〇年間故郷で夫を待ち続ける妻ペネロペと、父の消息を求めて旅に出る息子テレマコス。古来、人々を魅了してきたこの叙事詩は、後世、さまざまな文学的変奏曲を生み出した。物語に魅力を添える構造の美とは?さまざまな苦難のすえに、主人公が獲得した新しい名誉観とは?『オデュッセイア』の世界を航海する羅針盤となる本。
第1部 書物の旅路―ホメロスの航跡をたどる(二〇世紀の『オデュッセイア』;叙事詩の誕生;変容と反発の時代;原典への回帰)
[日販商品データベースより]第2部 作品世界を読む―言葉の海へ漕ぎ出す(物語のあらまし;幾何学的構成―全体と放浪回顧談を貫く秩序;放浪から復讐へ;「戦争」を後にした英雄)
英雄オデュッセウスの漂流と帰国をめぐる波瀾万丈の物語。2800年前に作られたと伝えられる叙事詩が、『ユリシーズ』をはじめとする20世紀文学に圧倒的な影響を与えたのはなぜか。叙事詩航海の羅針盤となる本。