竹中労

左右を越境するアナーキスト
河出ブックス　０３７

河出書房新社
鈴木邦男　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2011年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784309624372

内容情報

[BOOKデータベースより]

一人で闘うならば、誰とでも共闘できると訴えたアナーキスト・竹中労。「右翼青年だった僕が竹中と出会った時、竹中は“敵”だった」…何故、“敵”であった竹中に、共振し、魅了されたのか。“左右を弁別すべからざる状況”を共に闘った著者が解き明かす、アナーキスト・竹中労の体験的評伝。没後２０年を経て再生される、自由を希求するための苛烈な言論と行動。

第１章　呂律の人・竹中労（「天皇はそんなに大事なのか？」；「冷たい論理」よりも「熱いリズム」　ほか）
第２章　左右を弁別すべからざる状況―大杉栄と里見岸雄、その思想（竹中労、太田竜、平岡正明、「三バカ大将」；天皇を守るのではなく、我々が天皇に守られている　ほか）
第３章　群れるから無力なのだ（「敵」を誉め、「支持層」に喧嘩を売る；実務が出来る「竹中労務店」　ほか）
第４章　科学から空想へ―左右連携のために（信念を貫けば、十字架が待っている；右翼と左翼は同じ根から出たのだから　ほか）
第５章　友よ！来たりて風となれ！（日本赤軍・丸岡修と竹中労；悪人の味方・遠藤誠に“竹中”を見た　ほか）

[日販商品データベースより]

ひとりで闘うならば、誰とでも共闘できると訴えたアナーキスト・竹中労。なぜ“敵”であった竹中に、共振し、魅了されたのか。“左右を弁別すべからざる状況”を共に闘った著者が解き明かす、竹中労の体験的評伝。