[BOOKデータベースより]
ある夜、怪物が少年とその母親の住む家に現われた―それはイチイの木の姿をしていた。「わたしが三つの物語を語り終えたら、今度はおまえが四つめの物語をわたしに話すのだ。おまえはかならず話す…そのためにこのわたしを呼んだのだから」嘘と真実を同時に信じた少年は、なぜ怪物に物語を話さなければならなかったのか…。
[日販商品データベースより]47歳の若さで亡くなったカーネギー賞作家のアイデアを、本年カーネギー賞を受賞し、英国で今、最も注目されるYA作家パトリック・ネスが引き継いで書いた「いのち」の物語。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
主人公の心の底に閉じ込められた闇と同じようなものを、私も持っています。なので、すごく共感できて、泣けました。(ハーツ/女性/10代)
2012年の中学生夏休み推薦図書の1冊なので、今はよく書店や図書館で見かけます。
ボランティア仲間の息子さんが、すっごく真剣に読んでいた。と聞いて、早速うちの子にも用意してみました。
中1と高2の二人とも読んでくれたのですが、下の子の方は読み終えてから号泣。
「コナーが可哀そうだ〜。この本に出てくる大人たち(特に先生だそうです)は、なんでわかってあげなかったんだ〜」と怒り……、
「怪物はなんだったんだろう」「なんで12時7分にしか来なかったんだろう?」と、聞いてきました。
その答えをうっかり言ってしまったら、また号泣。
年の近い“コナー”を見ていて、身近な「親の死」というものをすごく間近に感じて、怖くなってしまったようでした。
この本を読んだその夜は、久しぶりに寝付くまで子どもの手を握ってあげました。
高2の上の子は「怪物の正体が気になって、一気に読んじゃたよ〜」といってました。
さて、この物語には二人の作者がいるそうです。
「原案(キャラクター・舞台・導入)」まで創作していたのにもかかわらず、はかなくも急逝したシヴォーン・ダウトさんの遺作を基に、
パトリックス・ネスさんが1つの作品に仕上げられたそうです。
物語の中で、「怪物」は主人公コナーに何を伝えようとしているのか、なぜ、「怪物」がコナーの前に現われたのか、
最後の最後まで引っ張って行かれます。
うちの下の子みたいに、感受性が強かったり、こわがりのお子さんには少し辛いお話かもしれませんが、
私は主人公コナーと、同世代の子どもたちにぜひ読んでもらいたいな〜と、思いました。
「身近な人の死」に関わらず、
成長して、大人になるにつれて、世の中の矛盾や憤り……、
その他、生きていく上で関わってくる呪縛のような“想いや関係性”と正面切って向き合って、対決(またはその壁を乗り越えるような試練)しなくてはいけない時が、いつかは必ずきます。
この物語の中で、主人公コナーは「怪物」に出会うことで、(すぐには無理でも)前に進む原動力を見つけました。
だから、これを読んだ人たちももし何かあった時、そのことを乗り越えていくきっかけを見つけることができるような気がしました。
好き嫌いは出る作品かもしれませんが、とても心に残るメッセージ性の強い作品です。
それほど長いお話ではないので、興味のある方はぜひ一度読んでみてください。
大人の方にもお薦めです。(てんぐざるさん 40代・埼玉県久喜市 女の子17歳、女の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】
2012年の中学生夏休み推薦図書の1冊なので、今はよく書店や図書館で見かけます。
ボランティア仲間の息子さんが、すっごく真剣に読んでいた。と聞いて、早速うちの子にも用意してみました。
中1と高2の二人とも読んでくれたのですが、下の子の方は読み終えてから号泣。
「コナーが可哀そうだ〜。この本に出てくる大人たち(特に先生だそうです)は、なんでわかってあげなかったんだ〜」と怒り……、
「怪物はなんだったんだろう」「なんで12時7分にしか来なかったんだろう?」と、聞いてきました。
その答えをうっかり言ってしまったら、また号泣。
年の近い“コナー”を見ていて、身近な「親の死」というものをすごく間近に感じて、怖くなってしまったようでした。
この本を読んだその夜は、久しぶりに寝付くまで子どもの手を握ってあげました。
高2の上の子は「怪物の正体が気になって、一気に読んじゃたよ〜」といってました。
さて、この物語には二人の作者がいるそうです。
「原案(キャラクター・舞台・導入)」まで創作していたのにもかかわらず、はかなくも急逝したシヴォーン・ダウトさんの遺作を基に、
パトリックス・ネスさんが1つの作品に仕上げられたそうです。
物語の中で、「怪物」は主人公コナーに何を伝えようとしているのか、なぜ、「怪物」がコナーの前に現われたのか、
最後の最後まで引っ張って行かれます。
うちの下の子みたいに、感受性が強かったり、こわがりのお子さんには少し辛いお話かもしれませんが、
私は主人公コナーと、同世代の子どもたちにぜひ読んでもらいたいな〜と、思いました。
「身近な人の死」に関わらず、
成長して、大人になるにつれて、世の中の矛盾や憤り……、
その他、生きていく上で関わってくる呪縛のような“想いや関係性”と正面切って向き合って、対決(またはその壁を乗り越えるような試練)しなくてはいけない時が、いつかは必ずきます。
この物語の中で、主人公コナーは「怪物」に出会うことで、(すぐには無理でも)前に進む原動力を見つけました。
だから、これを読んだ人たちももし何かあった時、そのことを乗り越えていくきっかけを見つけることができるような気がしました。
好き嫌いは出る作品かもしれませんが、とても心に残るメッセージ性の強い作品です。
それほど長いお話ではないので、興味のある方はぜひ一度読んでみてください。
大人の方にもお薦めです。(てんぐざるさん 40代・埼玉県久喜市 女の子17歳、女の子12歳)
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