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- 紺碧の空
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面白いが、惜しい
関羽がなぜコレだけ華人社会で信仰されるようになったのか。
本書は三国志物語と山西商人の発展を追うことでその実情を見事に描いている。
惜しむらくは、道教的観点からの考察が弱いこと。
関帝という神格が道教においてどのような位置を占めるのか、なぜ現在の神格におさまったのか。本書ではかつて元帥神であったことや、道教・仏教との関係の中で地位が上がっていったことを述べているが、それぞれについてもう少し詳細な掘り下げがほしかった。
[BOOKデータベースより]
世界各地のチャイナタウンには関帝廟があり、そこには関羽が商業の神として祀られて、華人たちの心の拠り所となっている。「三国志」の武将が、なぜこのような信仰の対象となったのか。「義」「信」を尊ぶ中国人の精神との関わりを手がかりに、歴史上の一人物である関羽が、「義」「信」を体現する象徴へと大きく変貌を遂げるまでを描き出し、中国の民衆が関羽に託した思いを探る。
第1章 関羽と二つの「三国志」
[日販商品データベースより]第2章 武
第3章 義
第4章 聖
第5章 武神
第6章 財神
第7章 儒神
第8章 「義」のネットワーク
三国志の武将がなぜ信仰の対象となったのか。中国人の精神との関わりを手がかりに、歴史上の一人物である関羽が、「義」「信」を体現する象徴へと変貌を遂げるまでを描き出し、中国の民衆が関羽に託した思いを探る。