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[BOOKデータベースより]
英国情報局の裏の組織、CHERUB(チェラブ)は、17歳以下の子どもが活躍する極秘のスパイ機関。武器密売に手を染めたロシアの航空会社の腐敗をあばくため、ジェームズはモスクワの北西約三百キロのちいさな街に派遣された。MI5の工作員ふたりとともに、実権をにぎる新興財閥にのりこみミサイル売買の証拠をつかめ、というミッションだった。だがMI5の工作員は殺害され、危ういところで逃げ出したジェームズにはふたりの死亡に関与したとの疑いがかかった…。
[日販商品データベースより]チェラブは子どもの極秘スパイ機関。ジェームズは、MI5の工作員と共に新興財閥にのりこみ、ミサイル売買の証拠を掴むというミッションで、モスクワの街に派遣されるが…。ハラハラドキドキのスパイ・アクション。
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上の子が中学の時に朝読用に読んでいたシリーズの最新刊です!
図書館の新刊コーナーで偶然見つけて、さっそく借りて帰ったら、その日のうちに上の子は大喜びで読みました。
私は2,3日遅れをとって、昨日読破しました。
もとは英国で探偵業をしている作者が、「読みたい本がない」というの甥っ子のために考えたお話ですが、あっという間にベストセラー入りしたツワモノ(本ですが)で、とにかく読み出したら止まらない面白さがあります。
あり得なさそうで、あり得そうな『チェラブ』という組織の設定。
(『チェラブ』は、スカウトされた身寄りのない子どもたちで編成された英国スパイ機関の1つで、10歳から17歳の子どもたちが、世界各国に飛んでスパイ活動をしている)
主人公のジェームズはこの巻でとうとう15歳になりました。
けれども、相変わらず優柔不断で、スパイ活動中は素晴らしい行動力を発揮するくせに、日常生活はというとどこにでもいるちょっとふざけた中高生というタイプです。
特に正義感に燃えているわけでもなく、
ヒーローヒーローしていない(ガールフレンドのケニーや妹のローレンは優等生タイプのヒロインだけど)、
そのいかにも「どこにでもいそうな軽い感じ」のところが、
ジェイムズの魅力といえば魅力なのかなと、思います。
なんと、ジェームズは今回のミッションで罠にはめられてとんでもない目にあってしまいます。
命は取り留めたものの、ひどい怪我をおって帰ってくるし、
いろいろな組織の思惑(いかに自分たちの組織を立場上上位にするかなど)が重なり、
下手をするとチェラブ追放!?という危機にさらされます。
こんな時でもジェームズという子は、「今すぐはっきりさせたい」「なんとかするためにとりあえず動いちゃえ!」と、
謹慎中にそれはまずいんじゃないのー?と、読んでいるこっちの方があわててしまう行動を、
さも「当然の権利だよ」と言わんばかりにやってのけます。
そのせいで話はとんでもない方に転がったり、ドタバタしてしまうのですが、
「運がいい」のが取り柄のジェームズは、何とかことなきを得、とりあえず最後は大円団(?)の運びとなります。
うちの子は、ラストの女子たちの原因になった大乱闘に笑ってしまったそうです。
「ジェームズって、そんな大ゲンカするほどいい男かぁー?でも、もしこの作品が映画化とかされたら、ジェームズはすごくカッコいい子がやらないとだめだね」って。
次回もまだまだ楽しませてもらえそうな、大好きなシリーズです。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】