場末の酒場、ひとり飲み

ちくま新書　８６８

筑摩書房
藤木ＴＤＣ　

• 価格: 792円（本体720円＋税）
• 発行年月: 2010年10月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784480065711

内容情報

[BOOKデータベースより]

繁華街でも商店街でもない場所にぽつんとある鄙びた酒場。破れた赤提灯、煤けた暖簾、汚れた引き戸。一見客を突き放す閉鎖的な空気を漂わせている。愛想をふりまく看板も品書きもない。どんな店主が経営し、どんな客が集まっているか。どうしてこんな場所に飲み屋があるか。場末の酒場にはそんな疑問がわくが、そこには現代史とも密接な関係を持った歴史があり、個性的な店主と常連客の人情が息づいているのだ。場末の酒場には、酒徒の好奇心を満足させる物語と流儀がある。日常のしがらみに疲れた人間を癒す、酒飲み心の原風景とは。

第１章　場末酒場を探して
第２章　露店換地の飲み屋
第３章　工場街の飲み屋
第４章　色街の飲み屋
第５章　今はなき場末酒場
第６章　場末酒場の流儀

[日販商品データベースより]

どんな店主が経営し、どんな客が集まっているのか。どうしてこんな場所に飲み屋があるのか。場末の酒場には、酒徒の好奇心を満足させる物語と流儀がある。日常のしがらみに疲れた人間を癒す、酒飲み心の原風景とは。