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- その「がん宣告」を疑え
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病理医だから見分けるグレーゾーン
講談社+α新書 523ー1B
- 価格
- 922円(本体838円+税)
- 発行年月
- 2010年06月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062726627
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価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2016年02月発売】
[BOOKデータベースより]
「見落とし」と「誤認手術」はこうして起こる。
第1章 つくられた「がん患者」(乳がんは清水の風土病;「乳がん再発率ゼロ」の真相 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 病理医の不足(いちばん足りないのは病理医;病理医のいない「がん専門病院」 ほか)
第3章 がんは曖昧な存在(「がんもどき」とは;日米のがん判定の差 ほか)
第4章 がんの正体(人類とがんの歴史;がん研究を進歩させた光学顕微鏡 ほか)
第5章 「がん」シミュレーションと最新のがん治療(消化管のがんが疑われた場合;肺がんが疑われた場合 ほか)
ご用心!PET検診も万能ではない
「見落とし」と「誤認手術」はこうして起こる
「本物か否か、どんな種類か、どの段階なのか」を見極められる病理医が不足している!
「がん」であるかどうか、大多数の方は「主治医が診断した」と思っているのではないでしょうか。しかし、一部の例外を除き、最終的にがんか否かの診断を確定しているのは「病理医」という医師たちなのです。主治医ががんと思われるもの、つまり容疑者を捜しだす「警察官」だとすれば、病理医はそれがクロなのかシロなのかの最終判決を下す裁判所の「裁判官」のようなものと言えます。しかし現在、日本全国で2000人あまりしかいません。病理医がいなければ、適切な病理診断なしに患者の診断や治療を行う病院も出てくるかもしれません。「がん」と言っても、すべてが死に至る病ではありません。それぞれの「がん」を見極めることにより、それぞれに最も適した対処法や治療法を選ぶことができるのです。――<まえがきより>
●病理医が常勤する病院は10%以下
●悪性、良性の見極めは難しい
●がんを、たばこの吸いすぎと誤診
●乳がんでないのに乳房摘出手術
●早期治療と過剰診断は紙一重
●結核に、危うく抗がん剤治療
●日米では異なるがん判定の基準
●新生物、腫瘍、ポリープとは?
●もし自分や家族ががんになったら
●治療の最前線と、がん研究の障害