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- 坂東玉三郎
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歌舞伎座立女形への道
幻冬舎新書 169
幻冬舎
中川右介
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2010年05月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784344981706
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[BOOKデータベースより]
不世出の女形、六代目歌右衛門が劇界に君臨する一九七〇年代、類稀な美を煌めかせ、五代目玉三郎は現れた。三島由紀夫らに見出された彼は、目映い美貌とその才能で、大衆から熱狂的な支持を得る。一方。女帝・歌右衛門をなお「至高」と讃える劇評家たちは、玉三郎を酷評し、女帝も彼を拒絶し続けた。かつて伝統と秩序の中で疎んじられた玉三郎は、いま立女形として劇界の頂点にいる。これは未曾有の奇跡なのだ。彼はいかにして歌舞伎座のトップに上りつめたか―。葛藤と相克の四十年。
第1章 玉三郎と三島由紀夫―莟の花の発見〜一九七〇年(澁澤龍彦の玉三郎「発見」;国立劇場と歌舞伎座 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 玉三郎と守田勘彌―深謀遠慮の時期一九七〇〜七五年(海老玉として売り出す;守田勘彌家の歴史 ほか)
第3章 玉三郎と歌右衛門―立ち塞がる女帝一九七五〜八五年(第一節桜姫―一九七五年;第二節シェイクスピアと泉鏡花と三島由紀夫―一九七六〜七八年 ほか)
第4章 玉三郎とさまざまな世界―歌舞伎を越えて一九八六〜二〇〇一年(歌舞伎と新派以外の玉三郎;クラシック音楽とバレエと玉三郎 ほか)
エピローグ 歌舞伎座さよなら公演―あるいは御家再興二〇〇九〜一〇年
不世出の女形、6代目歌右衛門が劇界に君臨する1970年代、類希な美を煌めかせ、5代目玉三郎は現れた…。美しすぎた「若女形」と老いた「女帝」の氷の闘いを描く、誰も書けなかった本格的な初の玉三郎伝。