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- 日本的霊性
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- 価格
- 1,056円(本体960円+税)
- 発行年月
- 2010年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044076030
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
鈴木大拙が「日本的霊性」とはなにか、ということを浄土思想と禅から喝破する本書。難しい部分も多いが、大いにインスピレーションを受けた。特に、 1.霊性とは素朴な信仰に対して何らかの内省があってこそ生まれる 2.西欧の二極的な考えと異なり、仏教は空即是色色即是空をそのまま受け入れる 3.人間が持つ心のなかから生れ出づるパッションを、今、この一瞬一瞬でしっかりと出し切ることが大切という点に感銘を受けた。 何度も読み返したい。(紺碧の空/男性/30代)
[BOOKデータベースより]
昭和19年、鈴木大拙は軍部が宣揚する日本精神に対抗して日本的霊性を唱え、本書を著した。大拙は精神の根底には霊性(宗教意識)があると主張。鎌倉時代の浄土系宗教と禅宗を重視した。念仏や禅の本質を生活と結びつけ、わかりやすい言葉で読み解き、日本人が持つべき心の支柱を熱く語る代表作。大拙は戦後、長文の序を付け再刊し、霊性の主張を本格始動した。本書はこの2版を底本とした〔完全版〕。
第1篇 鎌倉時代と日本的霊性(情性的生活;日本的霊性の自覚)
[日販商品データベースより]第2篇 日本的霊性の顕現(日本的霊性の胎動と仏教;霊性;日本的霊性の主体性)
第3篇 法然上人と念仏称名(平家の没落;浄土系思想の様相;念仏と「文盲」;念仏唱名)
第4篇 妙好人(赤尾の道宗;浅原才市)
第5篇 金剛経の禅(般若即非の論理;「応無所住而生其心」;三世心不可得;禅概観)
昭和19年、鈴木大拙は軍部が宣揚する日本精神に対抗して日本的霊性を唱え、本書を著した。大拙は精神の根底には霊性(宗教意識)があると主張。鎌倉時代の浄土系宗教と禅宗を重視した。念仏や禅の本質を生活と結びつけ、わかりやすい言葉で読み解き、日本人が持つべき心の支柱を熱く語る代表作。大拙は戦後、長文の序を付け再刊し、霊性の主張を本格始動した。本書はこの2版を底本とした〔完全版〕。解説・末木文美士