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[BOOKデータベースより]
之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず(論語)。「之」を「音楽」と読んでもかまわない―と、私は思っているのです。自由な呼吸にふれることのできる音楽が、ここにある―。
1 之を楽しむ者に如かず(変わるものと変わらないもの;「一九六八年」のできごと;遅い理由、速い理由;演奏家たちの「内的要求」;先進の禮楽におけるは野人なり ほか)
[日販商品データベースより]2 今月のディスク(ピアノでバッハを弾いた人たち;演奏の「違い」について;私たちの「耳、心、頭」;『二〇世紀の偉大なるピアニストたち』より;戦争の傷―フランソワ、リパッティ、モイセヴィッチ ほか)
音楽の持つ可能性の大きさが再び見出されている今、かつて味わったことのない、面白い演奏にぶつかることがある。「真珠の粒を連ねたよう」ではないモーツァルト、軽やかなバッハ…。音楽をきく楽しみを自在に語る。