[BOOKデータベースより]
多くの才能が入り乱れ、日本が大転換を遂げた二十五年間―。その大混乱の時代の流れを、平易かつ刺激的に説いてゆく。はたして、明治は「維新」だったのか。幕末の志士たちは、何を目指していたのか。独自の歴史観を織り交ぜながら、個々の人物を活き活きと描いた書。
「御瓦解」と「御一新」
幕末のいちばん長い日―嘉永六年(一八五三)ペリー艦隊の来航
攘夷派・開国派・一橋派・紀伊派―安政五年(一八五八)安政の大獄
和宮降嫁と公武合体論―文久二年(一八六二)寺田屋事件
テロに震撼する京の町―文久三年(一八六三)攘夷決行命令
すさまじき権力闘争―元治元年(一八六四)蛤御門の変
皇国の御為に砕身尽力―慶応二年(一八六六)薩長連合成る
将軍死す、天皇も死す―慶応二年(一八六六)慶喜将軍となる
徳川慶喜、ついに朝敵となる―慶応四年(一八六八)鳥羽伏見の戦い
勝海舟と西郷隆盛―慶応四年(一八六八)江戸城の無血開城
戊辰戦争の戦死者たち―明治元年(一八六八)会津若松城開城
新政府の海図なしの船出―明治四年(一八七一)廃藩置県の詔書
国民皆兵と不平士族―明治六年(一八七三)征韓論に揺れる
西郷どん、城山に死す―明治十年(一八七七)西南戦争の勝者
だれもいなくなった後―明治十一年(一八七八)参謀本部創設
ベストセラー『昭和史』の著者が、多くの才能が入り乱れた激動の時代「幕末」を語り下ろす。黒船来航から西南戦争までを丁寧にひもといた待望の書。独自の歴史観を織り交ぜつつ、個々の人物を活き活きと描いた通史。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
この本を読んで半藤さんを好きになりました。本自体はとてもページ数が多いのですが、内容や書き方は、半藤さんの講演会のものを流用しているのでとても親しめるものなのでお勧めです。この本を読めば幕末のことも大体把握できるので勉強にはもってこいです。(ガスパ/男性/10代)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
カルチャースクールでの講演を基にしているということで、平易な語彙で語られており、読みやすいです。名も無き人々、つまり民衆がどうだったかを色々な資料を取り上げている点も、自分にとっては新鮮で興味深かったです。(kazenokotakenoko/女性/20代)
語りかけ口調で優しく解き明かす幕末の様子。これまで知らなかった幕末の英雄たちの新しい姿も見られるかも。