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- 国民的俳句百選
-
講談社
長谷川櫂
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2008年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784062150958
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[BOOKデータベースより]
「俳句界のプリンス」が厳選した名句ベスト一〇〇、ここに発表。
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺―正岡子規
[日販商品データベースより]十六夜はわづかに闇の初哉―芭蕉
菊つくり得たれば人の初老かな―幸田露伴
松茸や都にちかき山の形―惟然
雁や残るものみな美しき―石田波郷
灰汁桶の雫やみけりきりぎりす―凡兆
秋の暮大魚の骨を海が引く―西東三鬼
凩の果はありけり海の音―言水
生きものに眠るあはれや龍の玉―岡本眸
憂きことを海月に語る海鼠哉―召波〔ほか〕
読めば俳句がよくわかる。
読めば日本がよくわかる。
古池や蛙飛こむ水のおと――芭蕉
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺――正岡子規
降る雪や明治は遠くなりにけり――中村草田男
「俳句界のプリンス」が厳選した
名句ベスト100、ここに発表!
■本書の内容
「朝日俳壇」、「NHK俳句」の選者にして、当代随一の売れっ子俳人・長谷川櫂氏が、古今東西数多の名句のなかから厳選した100句と、百句にまつわる俳句エッセイです。
本書を読めば、きっと俳句が好きになります。日本がもっと好きになります。人気イラストレーター・いとう瞳氏の版画100枚とともにご鑑賞ください。
■まえがき「名句とは何か」より
この国の文学はいいたいことをできれば言葉でなく、「間」によって伝えることを最上とした。俳句という世にも短い詩の形式が誕生し、国民的に広まったのも俳句が沈黙をたっぷりと包みこんだ涼しげな詩であるからにちがいない。
名句とは何か。名句であるためには、どんな条件を満たさなければならないか。名句であるか否かを見分ける目利きの基準は、その句が涼しげにそこに立っているかどうか。実はこれひとつしかない。