性欲の文化史 １

講談社選書メチエ　４２４

講談社
井上章一　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2008年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784062584241

内容情報

[BOOKデータベースより]

洋装下着を流行らせたのは、ほんとうに勤労女性だったのか？なぜ戦前の男子学生は「したくてもじっと我慢」でいなければならなかったのか？歴史の陰に、性あり。人間の本質を見ずして、ほんとうの歴史は語れないのだ！大本教から球体関節人形まで、「魏志倭人伝」の日本女性論から女装男娼まで、時代も地域も縦横無尽に論じ尽くす、珠玉の論考集。

まえがき　文化のなかに性を読む
１　遊廓の形成と近代日本―「囲い込み」と取締り
２　性教育はなぜ男子学生に禁欲を説いたか―一九一〇‐四〇年代の花柳病言説
３　出口王仁三郎の恋愛観・男女観―『霊界物語』を中心として
４　日本女性は不淫不妬？―中華文人の日本風俗観察小史
５　女装男娼のテクニックとセクシュアリティ
６　「胎内十月」の見世物を追って
７　「人体模倣」における生と死と性
８　兄妹性交の回避と禁止

[日販商品データベースより]

洋装下着を流行らせたのは、ほんとうに勤労女性だったのか。歴史の影に、性あり。「魏志倭人伝」の日本女性論から女装男娼まで、時代も地域も縦横無尽に論じつくす、珠玉の論考集。