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[BOOKデータベースより]
新旧の価値観のはざまで、葛藤と矛盾の中から紡ぎ出されたヘミングウェイ作品。そのダイナミズムを「身体」から読み解く。新視点からのヘミングウェイ論。
1 ヘミングウェイ、その人生と身体(身体をめぐる伝記の試み)
[日販商品データベースより]2 「自然な身体」の誕生(大腸をぶら下げた兵士の身体;矯正される身体;機械の立ち入らない聖域;老いた身体)
3 痛みと麻酔のレトリック(麻酔をかけられた身体;麻痺する世代;麻痺からの脱出)
4 ヴィクトリア朝性道徳、性の解放、梅毒(禁欲主義か快楽主義か;神の怒り;あの恐ろしい肉欲)
5 男らしさからの脱却(髪と去勢;女性性を求めて)
新しい価値観に憧れ、追求しようとしながらも、自らの身体に刻み込まれた古い価値観からも逃れることができなかったヘミングウェイ。その葛藤と矛盾の中から紡ぎ出された作品のダイナミズムを「身体」から読み解く。