クマグスの森

南方熊楠の見た宇宙
とんぼの本　

新潮社
松居竜五　ワタリウム美術館　

• 価格: 1,650円（本体1,500円＋税）
• 発行年月: 2007年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784106021657

内容情報

[BOOKデータベースより]

冬の山中、腰巻一丁で煙草をふかす。この怪しげな男こそ、紀州和歌山が生んだ先駆的エコロジスト、南方熊楠（一八六七‐一九四一）。和歌山県田辺市近郊の林の中で撮影された熊楠４２歳の姿である。博物学者として、また生物学者、民俗学者として広く知られる熊楠にとって、研究対象は粘菌、キノコ、藻、昆虫から男色、刺青、性、夢まで、この世あの世のすべて。世界を放浪、原生林を駈け巡り、果て無き大宇宙の謎を追い、森羅万象の本質に迫るため、生涯その目で見たままを詳細に記述しまくった。本書は、奇才が遺した膨大で不思議な資料を大公開。その頭脳と心の森に踏み込み、最新の研究に基づく熊楠像を紹介する。

１　海外から那智、田辺へ（博物学への関心；海外への眼；アメリカ　ほか）
２　森の生命の世界へ（粘菌；きのこ；藻類、地衣類　ほか）
３　内的宇宙へ（病の自覚；夢への関心；身体への関心　ほか）
クマグスの熊野へ行こう

[日販商品データベースより]

果て無き大宇宙の謎を追い、世界を放浪、原生林を駈け巡った先駆的エコロジストが遺した膨大で不思議な資料を大公開。奇才の頭脳に迫り、心の森に踏み込み、最新の研究に基づく、新しい熊楠像を紹介する。