この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 江戸吉原の経営学
-
価格:5,940円(本体5,400円+税)
【2018年02月発売】
- 近世公武の奥向構造
-
価格:10,450円(本体9,500円+税)
【2021年12月発売】
- 日本近世・近代の畑作地域史研究
-
価格:7,150円(本体6,500円+税)
【2002年12月発売】
- 日光東照宮の謎
-
価格:946円(本体860円+税)
【1996年03月発売】
[BOOKデータベースより]
安政の大地震直後に誕生した鯰絵は、滑稽と風刺に満ちており、当時の江戸っ子に大歓迎された。大地震に見舞われた江戸っ子は恐怖を笑いで吹き飛ばしたのだ。しかし、人々を熱狂させた鯰絵はあっという間に姿を消してしまう。謎につつまれた鯰絵が生み出された背景とその人気の秘密を、江戸の庶民文化の成熟や江戸っ子享質などの視点で探った意欲作。
はじめに―江戸っ子が生み出した鯰絵
[日販商品データベースより]第1章 鯰絵説話を成立させた諸条件(地震が急襲した時;鯰絵の創作―内的要素と外的要素;安政地震以外の鯰絵の様子)
第2章 文学的な観点から見た鯰絵の隆盛(百人一首をめぐって;『野馬台詩』をめぐって)
第3章 鯰絵は落書か(落書と鯰絵;黒船騒動の中で誕生した「開国絵図;御開帳と鯰絵;開港絵図「合衆山亜米利加唐寺伯理爾天之象」)
第4章 火事をめぐる落書と鯰絵(明暦の大火と落首;目黒行人坂火事の落書とその表現様式;神田佐久間町火事の落書とその表現様式)
安政の江戸地震の直後に誕生した鯰絵は、滑稽さと風刺に満ちている。この鯰絵を落書と捉え、鯰絵が生み出された背景と、その人気の秘密を、江戸の庶民文化の成熟や、江戸っ子気質などの新視点から探った意欲作。