- 火天の城
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- 価格
- 748円(本体680円+税)
- 発行年月
- 2007年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167735012
[BOOKデータベースより]
信長の夢は、天下一の棟梁父子に託された。天に聳える五重の天主を建てよ!巨大な安土城築城を命じられた岡部又右衛門と以俊は、無理難題を形にするため、前代未聞の大プロジェクトに挑む。長信の野望と大工の意地、情熱、創意工夫―すべてのみこんで完成した未會有の建造物の真相に迫る松本清張賞受賞作。
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ユーザーレビュー (5件、平均スコア:5)
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「おすすめ安土桃山(戦国)時代の本」レビューコメント
織田信長に安土城築城を命じられた親子の物語です。様々な専門家が集まり、それぞれが野望と意地をもっているので一筋縄にはうまくいかないのですが、それでも城を完成させる男たちがとてもかっこいいです。安土桃山時代というと、どうしても武士に目がいきがちですが、その武士が住む城をつくりあげる職人にもスポットライトが当てられればいいなと思います。(K/女性/20代)
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「おすすめ安土桃山(戦国)時代の本」レビューコメント
築城にかける情熱がすごく、ぐいぐい引き込まれました。(アンヘル/女性/40代)
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「おすすめ安土桃山(戦国)時代の本」レビューコメント
どのようにして戦国時代に城を建築したのか、建築するためにどれだけの人の匠の技術や大勢の人の努力が注ぎ込まれたのか、をわからせてくれる。映画化されたが、映画ではこのような部分がそぎ落とされてただの時代劇になってしまっているので、映画を見た人もぜひ原作を読んでほしい。(MightyCat/男性/50代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
信長を主人公に据えた小説は、数えきれないほどある。しかし、彼の象徴である安土城にスポットを当てた小説は、この作品くらいである。本作は信長という独裁者のわがままを実現すべく、次々と立ちはだかる難題を克服しながら、城を完成させる番匠・又右衛の奮闘ぶりを縦糸とし、職人社会特有の父子関係の厳しさと優しさ、その中での父子間の葛藤を横糸とした優れた構成を持っている。反発しながらも、知らずに父の思いを引き継いでいた息子の以俊と、父の呪縛を断ち切ることで、己が何者であるかを証明しようとした織田信雄の対比が実にいい。城めぐりを趣味とする私としては、実にうれしい作品であった。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
これぞ職人の鏡。ただの時代劇ではない。映画化作品。
信長を主人公に据えた小説は、数えきれないほどある。しかし、彼の象徴である安土城にスポットを当てた小説は、この作品くらいである。本作は信長という独裁者のわがままを実現すべく、次々と立ちはだかる難題を克服しながら、城を完成させる番匠・又右衛の奮闘ぶりを縦糸とし、職人社会特有の父子関係の厳しさと優しさ、その中での父子間の葛藤を横糸とした優れた構成を持っている。反発しながらも、知らずに父の思いを引き継いでいた息子の以俊と、父の呪縛を断ち切ることで、己が何者であるかを証明しようとした織田信雄の対比が実にいい。城めぐりを趣味とする私としては、実にうれしい作品であった。
伊東潤/作家 歴史小説家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/09/22
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】