仏教と日本人

ちくま新書　６６０

筑摩書房
阿満利麿　

• 価格: 770円（本体700円＋税）
• 発行年月: 2007年05月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784480063595

内容情報

[BOOKデータベースより]

水子地蔵、閻魔が死者を裁く地獄、妻帯する僧侶、神仏の併用、そしてお葬式…インドに発し中国を経て伝来した仏教は、わが国独特のすがたに変容し、定着した。こうして日本人の心情に深く根ざした仏教は、では、どのような民族的精神風土の上に受け容れられたのか。また、仏教とふれることで、日本人の宗教意識にどのような変化が生まれたのか。日本文化のはらむ「業」、その光と影を透徹した思惟で見定める一冊。

第１章　地蔵の頭はなぜ丸い
第２章　「地獄」はいつの間にか「極楽」に
第３章　日本の僧侶はなぜ肉食妻帯なのか
第４章　日本人に親しい仏たち
第５章　神さま仏さま
第６章　葬式仏教

[日販商品データベースより]

水子地蔵、妻帯する僧侶、神仏の併用…。仏教は、わが国独特の姿に変容し、定着した。本書は、仏教をつくりかえ、血肉化した民族的心性を探る。日本文化のはらむ「業」、その光と影を透徹した思惟で見定める１冊。