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[BOOKデータベースより]
手塚治虫の単行本デビュー作「新宝島」は、後の有名マンガ家たちからマンガを志すきっかけとなった作品として繰り返し賞賛されている。が、この作品は手塚ひとりの仕事ではなく、共作者がいる。現在手塚全集に収録されているのは、手塚がリメイクしたもので別作品といっても過言ではない。まるで封印されたかのような共作者こそ酒井七馬である。手塚と酒井の間には確執があったとも伝えられ、酒井は、コーラで飢えをしのぎ、電球で寒さをしのぎながら失意のうちに死んだと信じられてきた。しかし、それは真実なのか?酒井七馬の知られざる生涯と、「新宝島」誕生の裏側へと迫る。
発端―または酒井七馬の墓に参ること
[日販商品データベースより]第1部 生い立ち・マンガ・アニメ・終戦(訪問者;アニメと銀幕のスター;甥・隆道の見た七馬 ほか)
第2部 焼け跡・『まんがマン』・『新寶島』・赤本ブーム(ハロー進駐軍;住彦次郎との出会い;『まんがマン』創刊 ほか)
第3部 紙芝居・絵物語・テレビアニメ(紙芝居に転じる人々;ジェーン台風と街頭紙芝居;三邑会時代の酒井七馬 ほか)
大団円
手塚治虫の単行本デビュー作「新宝島」の共作者・酒井七馬。2人の間には確執があり、酒井は失意のうちに死んだと信じられてきたが、それは真実なのか。知られざる生涯と業績を追う書下ろしノンフィクション。