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- 贅沢な読書
-
- 価格
- 814円(本体740円+税)
- 発行年月
- 2006年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480422613
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[BOOKデータベースより]
本を読むこと、書物を愉しむことにも、きちんとしたやり方がある。それを考えることが書物との関係を決定的なものにし、結果として、人は甘美で幸福な時間を手に入れることができるようになるのだ。では、人生に不可欠な部分としての読書とは、どのようなものなのだろうか。『作家の値うち』や『悪の読書術』などで話題を呼んだ著者が、最高の文章だと考えるものを厳選し、その味わい方を丁寧に紹介する。
1 幸福な時間―ヘミングウェイ『移動祝祭日』(「サン・ミシェル広場の良いカフェ」;「飢えは良い修業だった」 ほか)
2 近代小説の空間―夏目漱石『明暗』(夏目漱石『明暗』;正岡子規『仰臥漫録』 ほか)
3 旅行のための本選び―ゲーテ『イタリア紀行』(ゲーテ『イタリア紀行』;ダンテ『神曲』)
4 読みたくなる古典―咲き合う美の連鎖(『古事記』;『万葉集』 ほか)
5 甘美な場所で―ほろ酔い本(イーヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』;西村康彦『龍あらわる 中華怪有篇』 ほか)