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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:4.8)
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Katsuei
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戦争をテーマに愛を描く感動の一冊
ゼロ戦のパイロット、日本軍の敗色が濃厚となる中、彼らは何のために命を賭して戦っていたのでしょう。天皇陛下のため、祖国のため、日本臣民のためだったのでしょうか?
当時は愛などと言う言葉を口にする事すら憚られた事でしょう。そんな風潮の中、妻のために娘のために生きて帰ると誓った男がいた。
戦争を戦い抜く男の愛をこんなにも感動的に表現できるものかと感動しました。
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HonyaClub.comアンケート
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「新生活に役立つ本」レビューコメント
【テーマ:自分を見つめなおしたいとき】私は小説を読んだのですが、活字離れをしている人はコミックでどうぞ。映画化もされることだし。(ひさぽん/女性/40代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 この本を読んだのは2009年くらいなのですが、あれから何冊本を読んでもこの本の感動を越える物語には出会えていません。映画化も決まり、内容を知っている人も多いと思います。これはある特攻隊員の話です。決して特攻には志願しなかったのに、最期は特攻で命を散らした天才パイロット。彼の真実を知るべく、かつての戦友を訪ねる物語です。私はこの本で、これまで持っていた「志願兵」に対する認識を改めさせられました。それがわかった時「戦争のことをもっと知らなきゃ」と感じるようになりました。あと数年もすれば戦争を経験した人は0になるでしょう。でも語り継いでいかなければならない歴史なのだと強く思います。私がこの本を薦めた人の中にも、ネット上で見る感想にも、この本を悪く言う人を私はまだ見たことがありません。内容も難しく、少々厚い本なので、手に取る人も根気がいります。なので、映画化が決まってとても嬉しく思います。監督もCGを頑張ると宣言しているので、あの本のクオリティのまま作品ができるのを楽しみにしています。そして、できるだけ多くの人にこの物語を知って欲しいです。
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あおひなレストラン
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理由
あれほど生きることに執着した宮部が、なぜ最後に死を選んだか?
理由はシンプルですが、重いです。
宮部の死後に、その妻を救う人達の「後日談」が泣けます。
[BOOKデータベースより]
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り―それが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語。
[日販商品データベースより]「生きて帰る」という妻との約束を命懸けで果たそうとしたゼロ戦パイロットは、なぜ特攻を志願したのか。「探偵!ナイトスクープ」の構成作家が、圧倒的な取材力と文章力で書き下ろした、感涙の傑作長編小説。