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[BOOKデータベースより]
父は一九二〇年代に来日した、日本語小説を書いた最初の朝鮮人で、のちに皇道思想家。戦後は心の病に冒され、六〇年にひとり帰国した―。父や母の歴史と子供たちの人生との間にはどのようにつながりがあるのか。本書は、ひとつの「在日」家族の誕生から終焉まで、そして、そのひとりひとりの生き方を、戦前から現在にいたる日本と韓国の関係と重ね合わせて描くことによって、新たな認識と洞察を読者にもたらす。
第1章 故郷の木
[日販商品データベースより]第2章 卵売りの母
第3章 曲がった小枝
第4章 始まりの旅
第5章 曲げられた小枝
第6章 日本人になる
父は日本語小説を書いた最初の朝鮮人。のちに皇道思想家となり、戦後は心の病に冒されていた…。ひとつの「在日」家族の誕生から終焉までを、戦前から現在に至る日本と韓国の関係と重ね合わせて描く。