統帥権と帝国陸海軍の時代

平凡社新書　３０８

平凡社
秦郁彦　

• 価格: 858円（本体780円＋税）
• 発行年月: 2006年02月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784582853087

内容情報

[BOOKデータベースより]

帝国陸海軍は「統帥権の独立」という自らが優位なシステムを背景に破滅の道を進み、その果てに国家の崩壊をもたらした。山県有朋の策謀がからむ、統帥権の牙城・参謀本部の成立事情から昭和二十年の敗戦に至るまで、統帥権をキーワードに陸海軍の興亡をたどる。日本の近現代を考えるうえで避けて通れない“統帥権”という魔物に正面から斬り込む。

第１章　統帥権がかつての日本を亡ぼしたのか
第２章　坂の上の雲を望んで
第３章　統帥権独立への道程
第４章　怪物・山県有朋の影
第５章　全盛期の参謀本部
第６章　大正デモクラシーの渦中で
第７章　軍拡と軍縮の波間を
第８章　日中戦争から太平洋戦争へ

[日販商品データベースより]

「統帥権の独立」という自らが優位なシステムを背景に、帝国陸海軍は権力を掌握し暴走、国家の崩壊をもたらした。このシステムの成立事情から敗戦に至るまで、統帥権を軸に陸海軍の興亡を辿る。