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[BOOKデータベースより]
人間にとって自分自身と向き合い、自分自身を見つめることは大切な営みの一つである。思春期や青年期には自分の存在について思い悩むことも多いだろう。だが、長期に亘って自分自身が受け入れがたくなり、生きにくくなってしまう人がいるのは何故だろうか。また、生きとし生けるもののそれぞれの良さを受け入れられるようになるには何が関わっているのであろうか。そこで本書では、人が自分自身をどのように評価し、どのように受け入れられるようになるのかについて明らかにしていきたいと考えた。
第1部 自己評価とは何か―自己評価の構成から自己評価の発達的変化に関する検討(自己評価とは何か―自己評価に関する先行研究の概観;児童期から青年期に至る自己評価尺度の構成;自己評価の発達および性差の検討 ほか)
第2部 自己評価はどのように作られ、どのような役割を担っているのか―自己評価の形成メカニズムと自己評価の機能に関する検討(児童・思春期における自己評価に影響を及ぼす遺伝・環境要因の検討;児童・思春期における自己評価と親子相互作用との関連;児童・思春期における自己評価の機能)
第3部 本書の総括と今後の展望(本書の概要;本書の総合考察と今後の展望)