- 黒龍の柩 上
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- 価格
- 755円(本体686円+税)
- 発行年月
- 2005年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784344407039
[BOOKデータベースより]
時は、幕末。時勢は否応なく男たちを呑み込んで行く。土方歳三も、人を斬りながら新選組の活路を探し続けた。親友・山南敬助の捨て身の切腹、同志・近藤勇との別れの予感。やがて土方は、坂本龍馬が暗殺の直前に語った計画に、新選組の未来と己の夢を賭ける。命を燃やしながら奔った男たちの青春群像。見果てぬ夢を謳いあげた北方版「新選組」。
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足猿愛好家
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土方歳三の夢とは何か?
新撰組副長・土方歳三の半生を描いた物語である。土方歳三といえば、近藤勇らと新撰組を結成し京都における活躍を語る話ばかりで、戊辰戦争の鳥羽伏見〜箱館までを語る話は少ないように思う。その間土方はどのように考え生き抜いてきたのか、その生きざまを描いた北方謙三氏ならではの土方像に格好良さを覚えた。土方らの描く夢が実現していたらと思わず想像が膨らむのは私だけではないだろう。