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[BOOKデータベースより]
格差社会はなぜ健康に悪いのか?健康教育や介護予防はなぜうまく行かないのか?結婚はなぜ健康によいのか?健康によい社会・経済政策とは?生物・心理・社会モデルと社会疫学で解明する健康社会実現のヒントに満ちた本。
1 社会と心と身体と(健康格差社会―何が心と健康を蝕むのか;生活習慣病対策と介護予防はなぜ難しい?)
[日販商品データベースより]2 社会・人間関係と健康(生物・医学モデルを超えて―パラダイムとは何か;上位層は健康で、底辺層は不健康!?―社会経済状態と健康;なぜ結婚や友達は健康によいのか―人間関係と健康)
3 社会と健康をつなぐもの―心の大切さ(なぜ学歴・職業・所得(社会経済的因子)が健康に影響するのか;うつは心の風邪か―抑うつの重要性;「病は気から」はどこまで実証されているのか―主観的健康観・心理・認知の重要性;ポジティブな「生き抜く力」は命を救う―ストレス対処能力)
4 社会のありようと健康(人はまわりと比べて生きている―相対所得仮説;コミュニティの力、再発見!―ソーシャル・キャピタル;介入すべきは個人か社会か―ハイリスク・ストラテジーの限界)
5 社会と健康をめぐる課題(基礎科学としての社会疫学の課題;「健康によい社会政策」を考えよう)
豊かな日本でなぜ? 健康社会実現のヒントに満ちた1冊 心と社会と健康はつながっている。近年、そんなエビデンスが蓄積されている。本書では、わが国でも広がる「健康格差」に注目。ゆき過ぎた経済格差社会は「負け組」だけでなく「勝ち組」の健康までも悪化させること、また人間同士の温かなつながりや信頼、安心感が健康を促進させる事実を、社会疫学の理論と実証データで示す。心の病増加中の現代において、健康社会実現のヒントに満ちた1冊。