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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
「義経記」という書名や古典であることから、勇ましい義経の活躍を華々しく描く物語と思い込んでいた。しかし、この物語の義経は無敵のヒーローでも天下無双の名将でもなく、悲劇の貴公子として描かれている。
本書では、かの有名な鞍馬天狗の話も、一ノ谷の活躍も、屋島の戦いもさらっと流してもっぱら義経とそのお供たちの奥州落ちから最期までを描いています。一ノ谷や屋島の戦いでの華々しい戦いしか知らない自分からするとちょっとなよなよしい、そしていかんともしがたい運命に翻弄される義経、というのは意外ながらも引き込まれるものがありました。
ドイツ文学者でもあり小説家でもある高木先生の現代語訳は読みやすい文体で、お勧めです。(紺碧の空/30代/男性)
[BOOKデータベースより]
敗者や弱者に同情する庶民の感情を表わす「判官びいき」は、源義経の判官説話のほとんどがその源流となっている本書の原典から来ている。そこでは、連戦連勝する武人としての義経ではなく、波瀾万丈で破天荒な逃亡劇、悲劇的英雄の壮大な流離譚として描かれる。武蔵坊弁慶や佐藤忠信の活躍をはじめ、有名な場面も各所で楽しめる冒険物語の古典。
源義朝の都おち
常盤の都おち
牛若の鞍馬いり
正門坊
牛若の貴船まいり
吉次の奥州ものがたり
遮那王が鞍馬を出る
鏡の宿の強盗
遮那王の元服
阿野禅師との対面〔ほか〕