迷宮としてのテクスト

フォークナー的エクリチュールへの誘い
アメリカ太平洋研究叢書　

東京大学出版会
林文代　

• 価格: 6,820円（本体6,200円＋税）
• 発行年月: 2004年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784130860314

内容情報

[BOOKデータベースより]

ジェファソンの戦い―一九九〇年代におけるフォークナーの読み方について
１　フォークナー的迷宮についての覚書（デザインとしての場所―ニューヨーク／ヨクナパトーファ；フォークナー的迷宮への糸口；クリプトグラフィック・イマジネーション）
２　迷宮としてのテクスト（『響きと怒り』；『八月の光』；『アブサロム、アブサロム！』）
迷宮の旅は終わることなく―とりあえずの終章

[日販商品データベースより]

アメリカ近代文学の正典とされるフォークナーの作品群。「南部の作家」論からニュークリティシズムまで、数々の批評理論がその上を通り過ぎた後でも強烈な魅力を発する、作り込まれたテクストの迷宮。その謎へ誘う。