ねこは青、子ねこは黄緑

共感覚者が自ら語る不思議な世界
Ｂｌｕｅ　ｃａｔｓ　ａｎｄ　ｃｈａｒｔｒｅｕｓｅ　ｋｉｔｔｅｎｓ．

早川書房
パトリシア・リン・ダフィー　石田理恵　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2002年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784152084330

内容情報

[BOOKデータベースより]

共感覚とは、文字に色が見える、音に手ざわりを感じる、痛みから不思議な映像が浮かぶなど、五感のうち二つの感覚が同時に働く、奇妙な知覚様式である。ランボー、ナボコフ、スクリャービンなど、多くの作家や音楽家、画家も持っていたといわれながら、医学的にも未知の部分が多い。自ら希少な共感覚者である著者が、その特異な視点から、多くの人には想像もつかないような、共感覚者ならではの驚くべき体験や、そのしくみを解明しようと独自に行なった探究について綴った、画期的な手記。

五十匹の青いネコをパパへ
父のために描いた色彩豊かな単語の数々
成長過程の子どもたちと共感覚
歯医者で出会った共感覚
共感覚芸術家キャロル・スティーンと知り合う
生存競争を生き抜く知覚
作曲家マイケル・トーキーと音楽の色
マルシア・スミラックの共感覚的カメラ・ペインティング
符号化は人それぞれ
さまざまな知能
一年は色鮮やかな十二枚の四角形
共感覚・イン・サイバースペース

[日販商品データベースより]

言葉に「色」を、音に「手ざわり」を、痛みに「映像」を感じる共感覚者。自らも共感覚者である著者が、その想像もつかないような驚くべき体験や、しくみを解明しようと独自に行った探求について綴った画期的な手記。