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[BOOKデータベースより]
本書はこれまで誰もなし得なかった、政治家井伊直弼と文人井伊直弼の統合を修養としての茶の湯の視点から試みて、政治と茶の湯との関わりを魅力的な叙述で見事に描いてみせる。嘉永4年から安政7年までの44会の茶会記録から、理念と歴史的現実が鋭く相克するシーンを丹念に解読し、文人の内面世界と政治家の思想と行動を考察するアプローチは独創的である。その上で、これまでの未紹介の原資料に注目するとともに、晩年の著述『茶湯一会集』を武家のための“総合的茶の湯作法書”と評価し直すことにより、転換期を生きた井伊直弼を茶道史においても新たに位置づけ直す。
第1章 理想の武士と「なすべき業」(若き日の苦悩と弘道館;なすべき業―武道と文芸)
第2章 埋木舎時代の茶の湯―なすべき業としての茶の湯(石州流と井伊家の茶の湯;埋木舎時代の茶の湯)
第3章 世子時代の茶の湯―「行」としての茶の湯(世子時代の茶の湯著述;茶の湯における食事と表記の歴史;石州流と「懐石」表記)
第4章 藩主時代の茶の湯―武家の茶の湯の完成(『茶湯一会集』の評価;『茶湯一会集;「一期一会」と「独座観念」)
第5章 直弼の茶会―大名茶会と草庵茶の湯(直弼の茶会記録;大名/数寄屋坊主の会;“草庵茶の湯”の実践;直弼の茶会総括―大名茶会と草庵茶の湯)