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[BOOKデータベースより]
近代日本における国家と宗教との関係を研究することは、すなわち国家神道を研究することである―そのように考えられていた時期が、かつて確かにあった。「かつて」という表現には疑問を抱かれるかもしれない。これまではもちろん、現在においても、国家神道について多くのことが語られており、「かつて」という言葉は不適当ではないか、と。しかし、必ずしも多いとは言い難い国家神道研究も、それなりの蓄積を持つに至り、国家神道像は徐々に、しかし確実に変化を見せてきている。そしてこのような変容はそれ自体として、新たな課題を指し示しているように思われる。国家神道研究そのものを「かつて」のものとしてしまう、そうした方向へ、である。
第1部 19世紀―宗教の生成/「国家と宗教」の制度化(19世紀日本における宗教の成立;伊藤博文の憲法調査;キリスト教公許構想と教導職の廃止;教皇使節の来日 ほか)
第2部 20世紀へ―宗教の変容/「国家と宗教」の転形(20世紀日本における宗教の変容;神祇官設置運動と「神社改正之件」;古社寺保存・社寺上地林還付・神祇官設置;宗教法案の不成立と神社局・宗教局の成立 ほか)