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[BOOKデータベースより]
他民族に対する侵略・支配が日本人にとっては自由・解放だったように、他民族に対する皇民化教育は、日本人にとっての新教育と一体のものだった。とりわけ「満洲」でそれがはっきり現れた。現地で編纂された教科書はこの矛盾を解き明かす鍵となる。本書は「教科書にみる植民地教育文化史」である。
第1部 石森国語の成立と「満洲」(在満日本人教育用補充教科書の開発と最初期の『満洲補充読本』;石森延男の参加と『満洲補充読本』の改訂;『満洲補充読本』の廃止と「国民科大陸事情」の教科書の誕生 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 輸出された皇国史観の諸相(「国史」教材の原型―「神功皇后と三韓征伐」;異民族に強制された「皇国の姿」―朝鮮の国史教科書の変遷(一)併合前「開化期」から「内鮮融和」期まで;異民族に強制された「皇国の姿」―朝鮮の国史教科書の変遷(二)「皇民化」期に生まれた独創的教科書 ほか)
第3部 『皇国の姿』を追って(『皇国の姿』とはどんな教科書か;『皇国の姿』の教材分析;『皇国の姿』の成立の背景 ほか)
他民族に対する侵略・支配が日本人にとっては自由・解放だったように、他民族に対する皇民化教育は、日本人にとっての新教育と一体のものだった。とりわけ「満洲」でそれがはっきり現れた。現地で編纂された教科書はこの矛盾を解き明かす鍵となる。本書は「教科書にみる植民地教育文化史」である。