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[BOOKデータベースより]
ぼくはおねえちゃんに一度も会ったことがない。でも、ぼくにはわかる。髪は長くて金色、目は灰色で、親切で楽しい。最高にいいおねえちゃんなんだ…。スウェーデンの人気児童文学作家コンビがおくるせつなくてユーモラスな“ぼくたち”の物語。1996年アウグスト・ストリンドベリ賞受賞作。小学校低学年から。
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ウルフ・スタルクの絵本は、
「死」をテーマにしているものが多いですが、
読んでいくと主人公たちが結構前向きで、
読み終えたとき、なんだか重たいものを脱いだ時のような爽快感があります。
個人的には「おじいちゃんの口笛」「パパがうちゅうをみせてくれた」「おにいちゃんといっしょ」が好きです。
でも、今回この「おねえちゃんは天使」を読んで、これもいい!と、惚れちゃいました。
最初、なんで「ぼく」が金髪のかつらを欲しがったのか、すぐ気がつきませんでしたが、ぼくの想いは常に「おねえちゃん」にあったんですね。
想像していた「おねんちゃん」の姿になることで、ぼくはお姉ちゃんに「世界」を見せてあげようとする。
「ぼく」って、どちらかというと、どこにでもいるちょっとやんちゃな男の子なんです。
だから、周りのみんなには「ぼく」の真意が見えない。読み手のこちらにはちゃんと伝わるのに、近くにいるお母さんとか友達には伝わらない。それが少しかわいそうでした。
でも、「ぼく」のおかげで「おねえちゃん」はこの世に未練なく転生できるんでしょうね。
アンナ・へグルんどのイラストも、ウルフ・スタングのお話のイメージに合っていて、素敵でした。
読んであげるなら、小学校の中学年くらいからがいいかな。
また、こういう言い方をしては、
当事者の方につらいかもしれませんが、
兄弟姉妹を亡くされた・身近な友達を亡くされた子どもたちにも読んであげたら、傷ついた心が癒されそうな気がします。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】