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- エヴァが目ざめるとき
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Eva.
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 1994年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784198601584
[BOOKデータベースより]
地上百数十階の都市に人々がひしめき、野生動物のほとんどが絶滅した近未来。チンパンジーを保護・研究する学者であるパパとでかけ、事故にあったとき、エヴァは十三歳の、黒く長い髪と青い目の女の子だった。だが二百日を越える昏睡からようやく目ざめたとき、エヴァが鏡のなかに見たものは…。人類衰亡の時代に、ただ一人の「新しい存在」として目ざめてゆく少女を描く、実力派作家の異色のSF。
ヤングアダルトから成人向け。
人間の世に疑問を投げかけ、命を問う。
チンパンジーやゴリラにやたら敏感になっちゃったりして、読後感がなかなか抜けなかった作品。
これでも児童文学、読みごたえ満点。翻訳も読みやすい。
引きこもりが大半を占める世。交通事故に遭って死の淵をさまようエヴァは、なんとしても生きて欲しいと願う両親によってチンパンジーの脳にエヴァであることの記憶を移植され、長い昏睡状態から目覚めます。
マスコミにさらされ、元のチンパンジーの本能を受け入れ、実験台になり、学校に行き……やがてエヴァがたどった道とは。
まず根底にある宗教感というか哲学が似ていて共感しました。
とはいえ、かなり皮肉な種の交代。新種は人間が作り出してしまうのでしょうか。近未来サスペンス。
いろんなことを考えさせられます。ぜひ考えてみて下さい。
今だと「猿の惑星」を連想してしまうでしょうか。(てぃんくてぃんくさん 40代・奈良県 女の子12歳、 )
【情報提供・絵本ナビ】