- 群衆心理
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講談社学術文庫 1092
Psychologie des foules.- 価格
- 1,375円(本体1,250円+税)
- 発行年月
- 1993年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061590922

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「夏の文庫2015」レビューコメント
人間が集まり集団になると思考が単純化する。しかし群衆の持つエネルギーは強力で、集団の中の個人は普段個人で行動している時には到底考えられないような行動をする。知識人でさえ、集団の中では野蛮人化する。というような事を鋭く分析していて、人間の持つ力と愚かさのようなものを知ることができる評判通りの名著だと思う。(lylemays/女性/40代)
[BOOKデータベースより]
民主主義が進展し、「群集」が歴史をうごかす時代となった十九世紀末、フランスの社会心理学者ギュスターヴ・ル・ボンは、心理学の視点に立って群集の心理を解明しようと試みた。フランス革命やナポレオンの出現などの史実に基づいて「群集心理」の特徴とその功罪を鋭く分析、付和雷同など未熟な精神に伴う群集の非合理的な行動に警告を発した。今日の社会心理学研究発展への道を開いた古典的名著。
序論 群衆の時代
[日販商品データベースより]第1篇 群衆の精神
第2篇 群衆の意見と信念
第3篇 種々な群衆の分類とその解説
民主主義が進展し、「群衆」が歴史をうごかす時代となった19世紀末、フランスの社会心理学者ギュスターヴ・ル・ボンは、心理学の視点に立って群衆の心理を解明しようと試みた。
フランス革命やナポレオンの出現などの史実に基づいて「群衆心理」の特徴とその功罪を鋭く分析し、付和雷同など未熟な精神に伴う群集の非合理的な行動に警告を発るに至ったのである。
社会心理学の研究発展への道を開いた古典的名著にして、「ポピュリズム」を考えるための必読書!
[本書の内容]
著者の序文
序論 群衆の時代
第一篇 群衆の精神
第一章 群衆の一般的特徴――群衆の精神が統一する場合の心理法則
第二章 群衆の感情と徳性
第一節 群衆の衝動的で、動揺しやすく、昂奮しやすい性質
第二節 群衆の暗示を受けやすく、物事を軽々しく信ずる性質
第三節 群衆の感情が誇張的で、単純であること
第四節 群衆の偏狭さと横暴さと保守的傾向
第五節 群衆の徳性
第三章 群衆の思想と推理と想像力
第一節 群衆の思想
第二節 群衆の推理
第三節 群衆の想像力
第四章 群衆のあらゆる確信がおびる宗教的形式
第二篇 群衆の意見と信念
第一章 群衆の信念と意見の間接原因
第一節 種族性
第二節 伝 統
第三節 時
第四節 政治制度と社会制度
第五節 教育と訓練
第二章 群衆の意見の直接原因
第一節 心象(イマージュ)、言葉および標語
第二節 幻 想
第三節 経 験
第四節 道 理
第三章 群衆の指導者とその説得手段
第一節 群衆の指導者
第二節 指導者の行動手段――断言、反覆、感染
第三節 威 厳
第四章 群衆の信念と意見が変化する限界
第一節 固定した信念
第二節 群衆の変動しやすい意見
第三篇 種々な群衆の分類とその解説
第一章 群衆の分類
第一節 異質の群衆
第二節 同質の群衆
第二章 いわゆる犯罪的群衆
第三章 重罪裁判所の陪審員
第四章 選挙上の群衆
第五章 議会の集会
訳者のあとがき