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[BOOKデータベースより]
学校事件のマスコミ報道から行政側の言葉まで。また「子どもの人権」をめぐる法律的言語から親の発言まで。現役の高校教師が、あらゆる学校をめぐる論議を爼上にのせ、それらを丹念にたどり直し、学校の基盤を危うくしている語り=騙りの構造を明らかにする渾身の書き下し420枚。
第1章 報道の言葉―「校門圧死事件」をめぐって(事故の顛末;事故が事件になる条件;学校の対応のまずさ;校門指導の実態;校門指導の心理)
第2章 公的な教育言語―「第14期中教審審議経過報告」をめぐって(行政の言葉と個人の言葉;「平等」と教育のパラドックス;「競争」の「正常化」;「個性」によって高等学校は変わるのか;「個性」で大学入試は変わるのか;西尾幹二氏への手紙)
第3章 法律的教育論の世界―「子どもの人権」をめぐって(根本的な問題;基本的な論点;父母からの言葉;法律家からの言葉)
補遺 学校の日々